Kartoff♪(カートオフ) レンタルカート Rental Kart モータースポーツ MotorSports 体験 講習Kartoff 体験型 vol.80 2007/09/24 (月、祝) CityKart (シティカート)
主宰 : 重冨 英和   http://kartoff.jp  撮影 : Fatalwedge ( 風来旅団 : http://fuurai.org/ )
前へ ホーム 次へ
KO800924photo008
KO800924photo008.jpg

 シートの合わせ方の基本は、

 ” 両足がちゃんと奥まで踏み込める事(特にブレーキ) ” これが一番大事。


 そして普段は、踏み足すにしても少し 緩めるにしても 操作に余裕があり的確になるぐらい、
気持ち膝や足首等の曲がる部分が少し曲がって余裕があるぐらい。
 シートの下の方お尻の部分にスポンジ等を入れて ペダルとの距離調整

 それがだいたい出来たら次は両腕、 (ハンドルの上端下端は一見動かし易い様で、 走行中
いざ大事な時不都合がある 持ち位置になってしまう事も多いので、真ん中よりちょっ と上の
両端を握るのを目安に。

 ちょっと座り心地楽しんだら、 まずは一度軽く左右にハンドル を切って感触を確かめる

 と同様に肘や肩、手首 等も曲がって動く部分が一番遠くなった時でも 伸びきらない程度
軽く曲がったままの余裕があるぐらいが良い所。

 おおよそその部分が解ったら、今度は背中シートに気持ち押し付ける要領でも同じ感じが
出るように(必要に応じて)シートの後ろ の上の方(背中部分)もスポンジ等で調整


 ここまで2点が一般的にする調整

 止まっている時実際の走行時の感じは、 (それなりに運転出来ている様でも)思っているより
車の動きに応じて体が遠く離れたりと 適切な操作見えない支障が出ている時あるので、あらかじめ
少し体を動かしながらイメージしての調整も良いし、何回 か 走行を挟みながら徐々に良い所を
見つけて行く事も必要。
 又、微妙な厚み等で迷った時は少し近目を選択しの 走行お勧め
 遠目からは微妙な違いに気が付き難いまま 何となく乗れてしまっても、近目からは気が付く
余地
も、(スポンジ等を抜いてくだけ なので) 再調整手早さ高く、そしていざ必要な時
(ブレーキを踏み足りない等の)操作 不足も防げる率が上がります。


 3点目、体とシートの横方向の調整
 車と違いシートベルト等が無いので走行中に体のぶれる余地があるのもカート一般持ち味
(車重に対して体重比率が近いカート等は)それを利用する事等々も操作の選択肢の一つでは
あるのだけれど、ドライバーの多くが実際もっと大事優先してすべきはもっとタイヤが何を
したいのかの機微を細かく捉えられるアンテナ余地高める事と、それを受けての操作
バラツキ(不確定要素)が出ない様にする為の基準軸確立する事。

 なので、(必要に応じ)シートの細くなっている部分と腰骨の出っ張りの間を目安に少し詰め物
入れて少し体の軸しっかりする様に調整します。
 座った時腰の横手が滑り込む様なら調整の余地有り
 (荷重がかかった時にスポンジがつぶれ過ぎたりは、その揺らぎアンテナ鈍るので、)気持ち
堅めスポンジ等を座る時に一緒潜り込ませる要領調整します。
 (座ってから入れる要領は、隙間の余地が残ったり、走行中に落としてしまうとか、落ちそうなのを
気にしてになりがちなので注意簡単にでも留められればそれが良いです。)

 これらにより、特に初 心者女性細い軽い人子供等で、不必 要な走行中グラグラ感が
残って、無意識な怖さ体のこわばり余計な疲れ等々
苦 手意識誘発している段階から、
地に足が付いた感触安心感余裕生みだし操作のミス等も
事 を手助けします。
 操作ミス等で大きくが動いた時にハンドルに掴まってしまって、リカバリー性減少させて
しまう事や不要な怪我を生むリスク抑制します。 

 なんとなくが進んでいる中級者も、(既に付いている癖強い基準を修正するのに時間がいる
けれど)一度重心操作軸の基準しっかり掴み安定させる事は、車体リヤタイヤとの
コミュニケート性をより高めたり、
微少ステ アリング操作への初め土台導け見えてない壁を
超え
たりや、走行中思い違い減らすきっかけになります。

 横方向追加(体上部)調整
 腰 骨横は少し堅めを挟む方向である一方で、肋の辺りは 何も入れないぐらいの方向で調整します。
 この辺りは、
ステアリング操作との兼ね合いで体の捻れ負担を吸収もしていれば、走行 中の
G
での横方向の圧迫を受け易い為、適度な力の逃げ場余地が良いと考えるからです。
 とは言え、それらへの配慮ある程度以上の速度域到達してからや、速度遅くてもラフな操作
急激な横滑り(ヨー)や傾き(ロール)を起こしがちな(例:力任せな)
例での場合で一般には大丈夫です。

 と言ってもやはり細身長身等で、コーナリング中に明らかに上半身が傾きがちな場合、ハンドル
との距離
増減しがちな場合もあるの で、その場合は調整の難しい肋の辺りではなく、身体的には
硬くしっかりした肩の辺りパッドを入れての調整が良いかと考えます。
 但し、ある程度動かす所でもある等から、あまりギチギチは避け、ちょっと傾き始めた時に始めて触る
ぐらい、極端に体が外に傾かなくても良い程度で支えるぐらいが一つの目安です。
(これも留めるか、落ちない様に注意。)
 又この少し余裕を残した状態は、自分の操作によって多くのドライバー意識しきれていない微妙な
ロール量を知る
一つの目安にもなりま す。
(腰の軸が出た上じゃないと不確定要素混ざり込むので注。)



 こうした調整が、ブ レーキしっかりと使い こなせる事に始まり、微妙なステアの切り過ぎ(こじり)や不足
がどれくらい駆動制動しどれくらい横に逃げたり踏ん張っているか等々の見分けが付くようになります。
 自身の操作の客観視車の状況の把握具合が向上する余地
広が り、単なる慣れだけ ではない
ラップタイム
安定叶います。もちろん多少人により安定する所の速い遅いはあるとしても、ムラが
って再現性高まる事で次に必要な要素の絞り込みもし易くなれば、そこから
自分なりに考え 導いた
工夫や小実験
もより実のあるものに なっていきます。今何が出来て何が出来ていないかが解っ てくるに
つれ、
(良く安易に気にしがち)表面的なラップタイムの多少や(あくまでも目安で充分)、多少のライン
違い
がどうのこうのとかに惑わされ過ぎる必要も無い事が解ります。
 その先にあるのが
車に 乗せられた速さから、車の力を引き出し活かし一体となっ た走りへの転換点です。
 尚、焦って一遍に色々を取り入れようとしても一つ一つがおろそかのまま次に 進んでしまう事になり、
結局の遠回りにもなるので慌てずにが大事
 不安定さのある土台よりも着実な理解を伴ったものの方が応用性も効くものになり得ると思います。

 一度では調整理解叶わないかも知れませんが、役に立つ部分があれば幸い


 あくまでも大まかな関連概念表
ペダル(ブレーキ優先)
両足
お尻
加減速ピッチ
前後輪駆 動輪
ブレーキエンジン
ハンドル
両腕
背中
操舵ロール、(ヨー)
前輪操舵 輪
操作軸


アンテナヨーロール
車体後輪 (駆動輪)



[補足
]

 よりフ レーム硬いレー シングカートの場合は、

 ・ 飛び乗る事、体の動く余地積極的に利用する
 ・ シート周り車のセッティング要素の一つとして考える余地がある事
 ・ (と違い緩衝装置も少ない中で)剛性度の高さによりあまり体と一体化し過ぎていると
  体にかかる捻れ等の負担が大きくなる瞬間がある事。

 等からシートの調整アプローチが違う場合があります。


 ここで触れているアプローチについては、

 ・ やたらに速さ慣れてしまう以前にまず感覚を磨く事が先を見据えても、最初の段階としても大事であり、
  普段の運転等への応用性望み易い事。
 ・ 不必要な恐怖感等を避けまず走行を楽しむ余裕手助けする事。
 ・ レンタルカートもしくはそれよりちょっと速いぐらいの範囲ならフレーム剛性柔らかく(ある程度
  色々な衝撃を吸収する余地が高く) ある速度領域等からの車と体一体化度による弊害は低い事。
 ・ もしより積極的な操作必要になったとしても、軸の確立によって得られた機微感じ分ける感性
  邪魔にもならなければ、より小さな操作等で同じ事を済ませる選択肢も広げられる事。

 等も考えられ
、モータースポーツ全般を通じてや普段の運転への活用も含めた方向性なっています。


[余談]

  自動車競技の場合ならばシートベルト等があり基本的ホールドされる形になり、手足の距離感
考えれば概ね良いですが、3点式の場合は
どちらか一方向(右ハンドルなら右方向)には支えが効かない
があるので注意を。もしそちらに飛ばされた瞬間があると
操 作したくても何も出来ずにただ空走させてしまう
瞬間が発生します。